転職体験記|ケース09|「できて当たり前」の大手メーカーから人材紹介へ転職。26歳で選んだキャリアチェンジ

コーリング株式会社 代表取締役 佐々木です。
今回は、ある方の転職活動について、実体験を伺いました。
なお、このシリーズでは、
必ずしも当社が採用決定までご支援した方のみを取り上げているわけではありません。
実際に転職を経験された方や、
転職活動の途中にいらっしゃる方など、ご本人の了承を得たうえで、実体験を共有しています。
すぐに答えが出る話ではないかもしれませんが、
転職を考え続けている方にとって、
ご自身の状況を整理するための一つの材料になれば幸いです。
プロフィール(匿名)
・転職者:Iさん
・転職当時:26歳
・転職前:大手電機メーカー
・転職後:総合人材サービス企業(人材紹介事業)/リクルーティングアドバイザー(RA)
――転職を意識し始めたきっかけを教えてください。
もともとは大手電機メーカーで、自動車に関わる生産管理の仕事に従事していました。
生産管理の仕事は、たとえ災害などが起きても「100%納入して当たり前」とされる世界です。
できて当たり前の仕事であるがゆえに、達成しても評価されにくいと感じる場面もありました。
また、メーカーということもあり、将来的には異動や勤務地の変更もあり得ます。
勤務地も首都圏ではなかったため、「このキャリアを定年まで続けたいか」と自分に問い直したとき、
少し違うのではないかという思いが生まれました。
そうしたことが重なり、転職を意識するようになりました。
――すぐに応募したい、キャリアチェンジしたいと思いましたか?
転職活動は、「もう一度就職活動をやり直す」くらいの気持ちで進めていました。
もし別のメーカーで生産管理を続けるのであれば、
今感じている課題は同じように続くのではないかと思い、思い切って営業職に絞って活動することにしました。
ただ、その時点では人材紹介業はまったく選択肢にありませんでした。
営業職といっても、フルコミッション型の営業やインターネット広告、メディア営業など、
さまざまな業界の仕事に幅広く応募していました。
当時は人材紹介会社を通じて応募していたのですが、私の考え方や志向を理解してくれたコンサルタントから
「それであれば、人材紹介の仕事も合うかもしれません」と
提案を受けたことがきっかけで、この業界を知ることになりました。
――最終的に、どのように意思決定をされたのでしょうか?
多くの業界や企業に応募したことで、それまで所属していた業界の外にもさまざまな世界があることを知りました。
その中で、人材ビジネス、とくに人材紹介の仕事は、さまざまな業界や企業、
そして多くのビジネスパーソンと関わることができる点に大きな魅力を感じました。
最終的に入社した会社は、ちょうど事業の変革期にあり、会社全体に勢いがありました。
選考でお会いした社員の方々も、皆さんそれぞれ個性がありながら優秀で、とても魅力的に感じたことを覚えています。
実は人材業界の中でも、他に内定をいただいていた会社もありました。
求人広告の会社もありましたが、自分としては、法人企業の採用や経営といったテーマにより深く関われると感じ、
人材紹介のキャリアを選ぶことにしました。
――実際に転職されて、不安はなかったのでしょうか?
当時はあまり不安はありませんでした。
自分で言うのも少し恥ずかしいのですが、まだ若かったこともあり、不安よりも楽しみの方が大きかったと思います。
前職は大手電機メーカーということもあり、年功序列の文化や、やや閉鎖的に感じる部分もありました。
そのため、新しい環境で再スタートを切れることへの期待の方が強かったです。
――いま振り返って、当時のご自身をどう見ていますか?
結果として、転職してよかったと思っていますし、後悔はまったくありません。
入社した会社は平均年齢も自分に近く、同世代や近い年代の社員が多い環境でした。
そのなかで、自分と同じような年齢でありながら高い成果を出している人や、
すでに管理職として活躍している人もいて、「すごいな」と素直に感じたことを覚えています。
そうした環境に身を置くことで、自分自身も刺激を受けながら仕事に取り組むことができています。
当時は26歳ということもあり、年収についてはそれほど気にしていませんでした。
報酬よりも、仕事のやりがいや満足度を重視して選択できた年齢だったと思います。
――近しい境遇の方へ、何か伝えるとしたら?
人材ビジネスは成長できる仕事だとよく言われますが、実際に働いてみて、本当にそうだと感じています。
さまざまな法人企業やビジネスパーソンと関わることで知見が広がりますし、
以前は自動車業界の情報に限られていた自分の視野も大きく広がりました。
また、キャリア、転職、経営、人事といったテーマに日々触れる仕事でもあるため、
自分自身のキャリアについても客観的に整理する機会が増えたと思います。
中途採用や転職というのは、企業や求職者からの期待値も高い仕事です。
その期待に応えるために努力し、PDCAを回し続ける必要があります。
その分、自分自身の成長スピードも早く感じられる仕事だと思います。
そして何より、採用が決まったときや、転職が成功したときにお客様から感謝の言葉をいただけることは、
とても嬉しい瞬間です。
「また頑張ろう」と思える大きな原動力になっています。
編集後記
今回のケースは、26歳という若いタイミングで大手メーカーから人材紹介業へキャリアチェンジされた事例です。
印象的だったのは、「評価されにくい仕事への違和感」から始まったキャリアの見直しが、
結果として人と企業の成長に関わる仕事へとつながっていった点でした。
生産管理という重要な仕事を経験していたからこそ、企業活動を支える人材の重要性にも自然と関心が向いていったのかもしれません。
また、人材紹介の仕事は、企業の採用や求職者のキャリアなど、人生に関わるテーマを扱う仕事でもあります。
その分、難しさもありますが、成長実感ややりがいを感じられる場面も多い仕事です。
これからキャリアを考えていく若い世代の方にとっても、自分の可能性を広げる一つの選択肢として参考になれば嬉しく思います。
― コーリング株式会社 佐々木陽一
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