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面接で転職理由を聞かれたら?──伝え方のポイントと考え方

コーリング株式会社の佐々木陽一です。人材紹介を中心に、人材業界・HR業界における転職支援や採用支援に携わっています。

中途採用の面接では、多くの場合、

「転職理由を教えてください。」

という質問があります。

転職理由は、応募者の考え方や価値観が表れやすいテーマです。

一方で、同じ内容を伝えても、受け止め方は面接官によって異なります。

「その理由で転職を考えるのは理解できます。」

と共感されることもあれば、

「少し他責的に聞こえる。」

「現職への不満が強い印象を受ける。」

と受け止められることもあります。

だからこそ、転職理由には「正解」があるわけではありません。

自分の言葉で伝え、それでも合わなければ仕方がない

転職理由を伝える際は、面接官に合わせて話を変え続ける必要はありません。

もちろん、伝え方は工夫した方がよいでしょう。

しかし、自分の考えや価値観まで変える必要はありません。

自分の言葉で誠実に伝え、それでも理解してもらえなければ、その企業とは価値観や組織文化が合わなかった可能性もあります。

無理に評価されようとするよりも、

入社後にミスマッチが起こらないこと

の方が、長い目で見れば大切です。

転職理由は「その場で考える質問」ではない

一方で、

「聞かれたら、その場で答えればいい。」

という考えはおすすめできません。

面接時間は30〜60分程度ですが、

転職理由について話す時間は数分しかありません。

その短い時間で、

・なぜ転職を考えたのか

・何を実現したいのか

・今後どのようなキャリアを描いているのか

を伝える必要があります。

そのため、事前に整理しておくことが重要です。

紙に書き出すと考えが整理しやすい

おすすめは、一度紙やメモに書き出してみることです。

文章にしてみると、

・感情的な表現

・必要以上に前職を批判している部分

・説明が長くなっている箇所

などに気づきやすくなります。

さらに、

「転職したい理由」だけではなく、

「転職によって何を実現したいのか」

まで整理できると、面接官にも前向きな印象が伝わりやすくなります。

面接官が知りたいのは「不満」だけではない

転職理由を質問する目的は、前職への不満を確認することだけではありません。

面接官は、

・どのような価値観を持っているのか

・何を大切にして仕事をしているのか

・自社で活躍できそうか

・入社後に同じ理由で退職する可能性はないか

といった点も確認しています。

だからこそ、転職理由は「過去」の話だけではなく、

「これからどのような環境で力を発揮したいのか」

まで含めて伝えられると、より説得力が増します。

転職理由は、自分自身のキャリアを整理する機会でもある

転職理由を考えることは、面接対策だけではありません。

自分自身が、

「なぜ転職したいのか。」

「次の会社で何を実現したいのか。」

を整理する機会でもあります。

事前に考えを整理し、自分の言葉で伝えられるよう準備しておくことで、面接官にも伝わりやすくなり、自分自身も納得感のある転職活動につながるのではないでしょうか。

 

コーリング株式会社 佐々木陽一
人材紹介を中心に、人材業界(人材紹介・人材派遣・RPO・求人広告・プロシェアリングなど)や、
HR業界(HR Tech・Ed Tech・人事/組織コンサルティング・教育/人材開発など)における転職支援・採用支援に携わる。
人材紹介会社で約19年間、コンサルタント・マネジメント業務に従事した後、事業会社で中途採用・タレントアクイジションを担当。
現在はコーリング株式会社を経営し、人材業界・HR業界のキャリアと採用を支える相談相手として活動している。

 

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