転職を考える前に──「自分のキャリアは自分でつくる」という視点

コーリング株式会社の佐々木陽一です。人材紹介を中心に、人材業界・HR業界における転職支援や採用支援に携わっています。
転職相談で、
「なぜ転職を考え始めたのですか。」
とお聞きすると、次のようなお話を伺うことがあります。
・上のポストが詰まっている
・管理職は中途入社者ばかりで昇進の機会が少ない
・組織や上司を見ていると、このままでよいのか不安になった
どれも転職理由として自然な考え方です。
一方で、私はその後に、いくつか質問をさせていただくことがあります。
現職でできることはやり切っただろうか
例えば、次のような質問です。
・上位職を目指して、どのような行動をしてきましたか。
・学んだ知識やスキルを、現職でどのように活かしましたか。
・上位職の方と比較して、ご自身の強みと今後伸ばすべき点は何だと思いますか。
・希望する役割を担うために、自ら挑戦する姿勢を示してきましたか。
これらは転職を否定するための質問ではありません。
現職でまだ挑戦できることが残っていないかを、一緒に整理するための質問です。
転職は「最後の選択肢」ではなく、「納得した選択」にする
もし現職で改善できることや挑戦できることがあるのであれば、まずはそこで力を発揮することも一つの選択です。
その結果、
・努力を続けても役割が広がらない
・キャリアの方向性と会社の期待が大きく異なる
・成長機会を得ることが難しい
という状況であれば、転職を前向きに考えるタイミングかもしれません。
重要なのは、「現職から逃げるための転職」ではなく、自分のキャリアを主体的に選択するための転職にすることです。
キャリアは待つものではなく、自ら築いていくもの
以前は、
「社歴を重ねれば自然と昇進する。」
という考え方もありました。
しかし現在は、年功序列ではなく、役割や成果を重視する企業も増えています。
上位職が退職したから次は自分、という時代ではなくなりつつあります。
だからこそ、自分のキャリアは会社任せではなく、自ら行動し、機会をつくり、
必要に応じて環境を変えることも含めて考えていくことが大切なのではないでしょうか。
コーリング株式会社 佐々木陽一
人材紹介を中心に、人材業界(人材紹介・人材派遣・RPO・求人広告・プロシェアリングなど)や、
HR業界(HR Tech・Ed Tech・人事/組織コンサルティング・教育/人材開発など)における転職支援・採用支援に携わる。
人材紹介会社で約19年間、コンサルタント・マネジメント業務に従事した後、事業会社で中途採用・タレントアクイジションを担当。
現在はコーリング株式会社を経営し、人材業界・HR業界のキャリアと採用を支える相談相手として活動している。
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