リーダーになったばかりのあなたへ──最初に意識したい「伝え方」
最近よくいただくご相談があります。
「リーダーやマネージャーになったばかりで、どうふるまえばいいのか?」
新しい役割を担うことになった方からの、素朴で率直な問いです。
この時期だからこそ、多くなる話題だなと感じています。
「自分の言葉で話す」という意識
よくお伝えしていることの一つが、
**「自分の言葉で話す努力をしてみてください」**ということです。
とはいえ、いきなりすべてを“自分の言葉”で語れるかというと、難しいですよね。
まだその立場に慣れていなければなおさら、何をどう話すかにも戸惑いがあるはずです。
避けたい伝え方の例
だからこそ、最初のステップとして、以下のような伝え方はなるべく控えることをおすすめしています。
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「会社の決定です」
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「○○さん(上司)も言っています」
これは、“誰かの言葉”や“組織の立場”を借りてしまう言い方です。
もちろん、背景には組織としての判断や意図があることは理解していますし、
伝えるべき内容や、やってほしいことも明確にあるはずです。
ただ、**「あなた自身の言葉で語れるかどうか」**で、
メンバーの受け取り方は大きく変わってきます。
リスク
自分の言葉で話せないと、こんな印象を持たれがちです。
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この人は伝言係なのかな?
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ああ、“上から来た人”なんだ。私たちとは違う立場の人なのかも。
特に、ポジションを得たばかりのタイミングでは、
「人を動かす」よりも、「一緒に動ける関係性」を築くことの方がずっと大事です。
完璧じゃなくても、「自分の言葉」が信頼をつくる
完璧な言葉である必要はありません。
むしろ、少し不器用でも構いません。
大切なのは、“自分の言葉”で、考えや気持ちを丁寧に伝えていくこと。
それが、信頼の土台になり、チームに安心感を生み出します。
同じような立場の方へ
私自身も、こうした立場で悩んだことがあります。
いま思えば、うまくいかなかったマネジメントや、至らなかったリーダーシップもありました。
期待に応えきれず、反省したことも一度や二度ではありません。
だからこそ、いま新しい役割に向き合っている方の戸惑いや難しさにも、
少しだけ自分の経験を重ねながら、お話を伺っています。
同じような立場にいる方や、これからリーダーになる方にとって、
少しでもヒントや安心感につながれば、うれしく思います。
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