うまく伝えることと、盛ってしまうこと──人材紹介の現場で感じる言葉の重み
人材紹介の仕事では、候補者・企業双方の間に立って情報をやりとりする機会が多くあります。
ですが、その「伝え方」によって、信頼や結果が大きく左右されることも少なくありません。
意図せず“盛って”しまうケース
たとえば、こんな場面に心当たりはないでしょうか?
-
企業から「最終面接合格です」と連絡を受けた際、候補者に「内定が出ました」と伝えてしまう
-
「面接結果は合格ラインです」というコメントを「評価が高かったようですよ」と変換して伝える(実は合格ギリギリであったかもしれない)
いずれも、言葉は似ていても意味は異なります。
このちょっとした“変換”が、後の信頼のズレや期待値の誤差を生む原因になることもあります。
人材紹介は、情報の“右から左”ではない
紹介業は、単に情報をそのまま中継するだけの仕事ではありません。
だからこそ、どのように伝えるかには、慎重さと判断力が求められます。
とくに未経験の方にとっては、
「自分が間に入るからには何か付加価値を」と思うあまり、
つい言葉を“盛って”しまいがちなのも自然なことかもしれません。
ですが、それが結果的に信用を揺るがすリスクをはらむのであれば、
「正確に、丁寧に伝える」という原点に立ち返ることが、
長期的な信頼構築につながると、私自身は感じています。
育成・マネジメントの現場でも
未経験者を育てる立場のリーダーやマネージャーの方々にとっても、
こうした「伝え方のバランス」は、日常的に気を配るテーマではないでしょうか。
業績に直結する“結果”を追いながらも、
そのプロセスにおける誠実さや信頼性をどう守るか。
これは、人材紹介という仕事の根幹に関わるテーマだと思います。
⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯
▶ ご相談・お問い合わせはこちらから(無料)
採用・転職相談はこちら
◆ 転職を検討されている方:
➡ 求職者向けお問い合わせフォーム https://call-ing.co.jp/contact/
※人材紹介会社でのコンサルタント職、ミドル・バックオフィス職種、HR 業界でのキャリア形成を支援しています。
◆ 企業の採用ご担当者様:
➡ 法人向けお問い合わせフォーム https://call-ing.co.jp/co-contact/
※人材紹介会社への人材紹介、営業戦略、社員育成・教育などコンサルティング支援も行っております。