人材ビジネスで、何を学ぶといいですか?「書いて伝える力」を磨く

コーリング株式会社の佐々木陽一です。人材紹介を中心に、人材業界・HR業界における転職支援や採用支援に携わっています。
人材ビジネスでキャリアを積んでいる方から、
「何を学ぶといいですか?」
「どんなスキルを磨いておくといいですか?」
と聞かれることがあります。
もちろん、その方の仕事やこれまでの経験、いま何ができていて、何に苦戦しているのかによって、お伝えすることは変わります。
そのうえで、多くの方と仕事をしてきた経験から、身につけておいて損はないと感じているものの一つが、
「テキストでのコミュニケーション力」です。
この記事では、
・人材ビジネスでテキストコミュニケーション力が重要だと考える理由
・「書いて伝えること」が考えを整理する力につながる理由
・電話・対面・メール・チャットをどう使い分けるか
・人材ビジネスで「書いて伝える力」を磨く意味
について、私自身の経験も交えながらお伝えします。
テキストで伝えることが、考えを整理するトレーニングになる
電話がよくない、という話ではありません。
私も電話を使いますし、電話や対面で話した方が早いこともあります。
ただ、
「まず電話しよう」
「コミュニケーションは基本的に電話」
となっているのであれば、少しもったいないように感じます。
なぜなら、テキストで相手に伝えようとすると、
・自分は何を伝えたいのか
・なぜ、この連絡をするのか
・相手に何を確認したいのか
・その結果、どうしたいのか
を、一度自分の中で整理する必要があるからです。
文章として残るからこそ、考えが曖昧なままでは送りにくい。
テキストコミュニケーションを磨くことは、単に「文章を書く力」を身につけるだけではなく、
自分の考えを整理し、相手に分かりやすく伝えるトレーニングにもなると考えています。
「自分が話しやすい」と「相手が受け取りやすい」は違う
もちろん、電話や対面にも良さがあります。
その場の雰囲気や相手の反応を見ながら話すことができますし、一言一句を選びすぎなくても、会話の中で補足できます。
一方で、それは「自分にとって話しやすい」だけかもしれません。
相手にとっても同じとは限りません。
会議中。
面接・面談中。
移動中。
そんなときに電話がかかってきても、当然出られないことがあります。
オンラインミーティングが増え、予定が連続して入っている方も珍しくありません。
電話に出て5分話す時間はなくても、テキストであれば予定の合間に内容を確認できる。場合によっては、その場で短く返信することもできます。
自分が伝えやすい方法ではなく、相手が受け取りやすい方法を選ぶ。
これもコミュニケーション力の一つではないでしょうか。
メール、Teams、Slack、LinkedIn。ツールによって伝え方も変わる
現在の仕事では、メールだけでなく、Teams、Slack、LinkedInなど、さまざまなツールでテキストコミュニケーションを行います。
そして、どのツールでも同じ文章を書けばよいわけではありません。
メールなら、どこまで丁寧に書くか。
チャットなら、どこまで短くするか。
文章が長くなるなら、どうすれば読みやすくなるか。
相手との関係性や状況、使っているツールに合わせて伝え方を変える。
こうした力も、仕事を円滑に進めるために必要なスキルの一つだと思っています。
人材ビジネスだからこそ、「書いて伝える力」を磨く
人材紹介をはじめとした人材ビジネス・HRビジネスは、顧客、求職者、社内のメンバーなど、さまざまな人とのコミュニケーションによって仕事が進んでいきます。
だからこそ、
「話す力」と同じくらい、「書いて伝える力」も磨いておく。
そして、電話、対面、メール、チャットなどの中から、相手や状況に応じて適切なコミュニケーション方法を選ぶ。
これも、人材ビジネスでキャリアを積んでいくうえで、身につけておいて損のないスキルの一つだと考えています。
……と書きながら、私自身も文章が長くなりがちなので、そこは引き続き修行中です(笑)。
今回は私なりの考えですが、人材ビジネス・HRビジネスで働く方が、日々の仕事やこれからのスキルアップを考える一つのヒントになれば嬉しいです。
コーリング株式会社 佐々木陽一
人材紹介を中心に、人材業界(人材紹介・人材派遣・RPO・求人広告・プロシェアリングなど)や、
HR業界(HR Tech・Ed Tech・人事/組織コンサルティング・教育/人材開発など)における転職支援・採用支援に携わる。
人材紹介会社で約19年間、コンサルタント・マネジメント業務に従事した後、事業会社で中途採用・タレントアクイジションを担当。
現在はコーリング株式会社を経営し、人材業界・HR業界のキャリアと採用を支える相談相手として活動している。
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