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採用担当者と人材紹介会社で目標は同じ?──エージェントとの認識がずれる理由

コーリング株式会社の佐々木陽一です。人材紹介を中心に、人材業界・HR業界における転職支援や採用支援に携わっています。

採用活動についてお話ししていると、採用担当者と人材紹介会社との間で、少し認識が異なると感じる場面があります。

採用担当者と人材紹介会社は、どちらも採用成功を目指しています。

しかし、実際には、

「もっと積極的に動いてほしい。」

「なぜこの求人は紹介が少ないのだろう。」

という声を耳にすることがあります。

その背景には、両者の目標や評価制度の違いがあるのかもしれません。

採用担当者の目標は「担当求人を充足すること」

採用担当者にとって最も重要なのは、担当している求人を採用決定へつなげることです。

例えば、

・100名採用予定で99名が決まっていても、残る1名が事業上重要なポジションであれば、その採用は最優先事項になります。

・採用難易度が高い求人ほど、最後まで残るケースも少なくありません。

だからこそ、人材紹介会社にも、

「この求人を何とか採用につなげてほしい。」

という期待が生まれます。

人材紹介会社は複数企業・複数求人を担当している

一方で、人材紹介会社のコンサルタントは、一社だけを担当しているわけではありません。

通常は、

・複数の企業

・複数の求人

を担当しながら、自身の営業目標を達成することが求められます。

評価制度は会社によって異なりますが、

紹介件数や紹介手数料などが成果指標になっているケースも多くあります。

そのため、担当求人全体を見ながら、

「どの求人へ、どの程度の時間を使うか」

を日々判断しています。

難易度が高い求人ほど紹介が難しくなる理由

採用難易度が高い求人ほど、人材紹介会社にとっても多くの工数が必要になります。

一方で、人材紹介事業は成果報酬型です。

採用が決まらなければ紹介手数料は発生しません。

そのため、

・採用市場との適合性

・採用決定の可能性

・自社の得意領域

などを踏まえて、優先順位を判断することになります。

これは「協力したくない」ということではなく、事業構造上の判断でもあります。

採用担当者が意識したいこと

このように考えると、

採用担当者が人材紹介会社へ

「もっと紹介してください。」

と依頼するだけでは、状況は変わりにくい場合があります。

重要なのは、

・なぜ採用が難しいのか

・どのような人材紹介会社が得意とする求人なのか

・求人内容や選考フローを改善できないか

といった視点も含めて対話することです。

採用担当者と人材紹介会社は、立場や評価制度こそ異なりますが、目指す先は採用成功です。

だからこそ、お互いの前提を理解しながら採用活動を進めることで、より良い協力関係を築きやすくなるのではないでしょうか。

 

コーリング株式会社 佐々木陽一
人材紹介を中心に、人材業界(人材紹介・人材派遣・RPO・求人広告・プロシェアリングなど)や、
HR業界(HR Tech・Ed Tech・人事/組織コンサルティング・教育/人材開発など)における転職支援・採用支援に携わる。
人材紹介会社で約19年間、コンサルタント・マネジメント業務に従事した後、事業会社で中途採用・タレントアクイジションを担当。
現在はコーリング株式会社を経営し、人材業界・HR業界のキャリアと採用を支える相談相手として活動している。

 

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