育成する側が、無意識にやりがちな失敗 #3

コーリング株式会社 代表取締役 佐々木です。
人材紹介の現場で、
プレイヤーとして成果を出すことも、
マネジメントや育成に関わることも経験してきました。
その中でも今回は、
自分自身の「失敗」を振り返りながら、育成する側が陥りやすいポイントを整理してみます。
正直に言うと、
いま振り返れば「もっと上手にできたな」と反省することばかりです。
当時、未熟だった自分の関わり方で、
苦しい思いをさせてしまった方々には、申し訳ない気持ちもあります。
それでも、
育成や研修に関わる方のヒントに、
少しでもなれば幸いです。
1.育成する側と、育成を受ける側は、置かれている立場が違う
育成する側、特に現場では、
管理職やそれに準ずる立場の方が、
新入社員や業績が伸び悩むメンバーに対して、
研修や教育の機会を設けることが多いと思います。
育成する側は、
・組織課題を解決する立場
・場合によっては、自身の評価が組織業績に紐づいている立場
でもあります。
「育ってもらわないと困る」
「成果を出してもらわないといけない」
そんな焦りや必死さを抱えていることも、少なくありません。
一方で、育成を受ける側はどうでしょうか。
・何が足りていないのか
・できないのは、なぜなのか
そんな問いを、内側に抱えているケースが多いはずです。
相手が知りたいことに答える。
相手が問題意識を持っていないことを、
一方的に詰め込もうとしても、
行動として体現されることは、ほとんどありません。
2.熱心になるほど、話が膨らみすぎてしまう
プレゼンや商談の場面で、
調子よく話していると、
「これも言った方がいいかな?」
と、当初想定していなかった話までしてしまうこと、ありませんか。
だいたい、そういう場面は、
自分が思っているほど、相手の反応は良くありません。
多くの場合、蛇足です。
育成の場面でも同じです。
たとえば、
ロープレやケーススタディを用意している中で、
「ちなみに、こういう場合はどう考える?」
と、次々に問いを足してしまう。
相手の納得感を高めるどころか、
困惑を生んでしまうケースの方が多いと感じています。。
3.「そもそも論」を言わない
研修や育成の目的は何でしょうか。
評価面談ではありません。
育成の場で、
育成する側が「否定する言葉」を使う必要はないと思っています。
成長に向かって自己否定をするのは、
あくまで育成を受ける側です。
育成する側が、
「そもそもさ…」
と語り始めた瞬間、
場の空気が変わってしまうこともあります。
4.終了時間/期間を、必ず決める
ここまでの
1〜3を、受ける側の視点で想像してみてください。
・経験や知識の差が、はっきり見える時間
・育成する側の設計や気分によって、正解が分からない時間
・褒められるわけでも、意欲が湧くわけでもない時間
それが、
「あとどれくらい続くのか分からない」としたら。
受けている側の気持ちは、
なかなか前向きになれないのではないでしょうか。
次回は、
「では、どう設計すればよいのか?」
という点について、整理してみたいと思います。
日々の育成やマネジメント、
ご自身の振り返りのヒントとして、
少しでもお役に立てていれば嬉しいです。
— コーリング株式会社
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