採用担当者に求められる資質とは?──「レスポンスの速さ」を重視する理由

コーリング株式会社の佐々木陽一です。人材紹介を中心に、人材業界・HR業界における転職支援や採用支援に携わっています。
採用担当者には、どのような人を配置するのがよいのでしょうか。
ある採用企業との打ち合わせで、このような話題になりました。
採用担当者に必要なスキルとしては、さまざまなものが挙げられます。
例えば、
・候補者へ自社の魅力を分かりやすく伝える説明力
・経営や事業の視点から採用計画を考え、求人要件へ落とし込む力
・社内外の関係者との調整力
・状況に応じて柔軟に対応する力
どれも採用担当者に求められる重要な要素です。
そんな中、その企業が最も重視していたのは、とてもシンプルなことでした。
「レスポンスが早い人を担当にすること」です。
レスポンスの速さは信頼につながる
その企業では、社内で採用状況を確認した際、
「詳細は後ほど共有します。」
という一言でも、すぐに返ってくる担当者には安心感があると言います。
もちろん、理想は問い合わせを受ける前に状況を共有できることです。
しかし、それが難しい場合でも、
まず反応があること
が信頼関係につながると考えていました。
社外への対応も採用活動の一部
この考え方は、社内だけではありません。
候補者や人材紹介会社への対応でも同じでした。
企業からは、こんな言葉もありました。
「応募者や人材紹介会社から『レスポンスが遅い会社』と思われることは、採用活動にとってリスクです。」
すぐに正確な回答ができない場面もあります。
それでも、
・「確認して折り返します。」
・「本日中にご連絡します。」
といった一報があるだけで、相手の受け取り方は大きく変わります。
採用活動では、コミュニケーションそのものが企業の印象をつくる場面も少なくありません。
「早くできる人」を配置するという考え方
話はさらに、「レスポンスが早い人」と「遅い人」の違いにも及びました。
さまざまな意見が出る中で、その企業が採っていた方針は明確でした。
「最初からレスポンスが早い人を採用担当者に配置する。」
という考え方です。
理由は、
・行動が早い人は、状況に応じてペースを調整しやすい
・一方で、行動がゆっくりな人が急に対応スピードを上げるには、本人の努力や習慣の変化が必要になる
と考えているためでした。
採用担当者に求められる能力は数多くあります。
その中でも、「レスポンスの速さ」は、候補者や人材紹介会社、そして社内からの信頼を積み重ねる重要な資質の一つなのかもしれません。
コーリング株式会社 佐々木陽一
人材紹介を中心に、人材業界(人材紹介・人材派遣・RPO・求人広告・プロシェアリングなど)や、
HR業界(HR Tech・Ed Tech・人事/組織コンサルティング・教育/人材開発など)における転職支援・採用支援に携わる。
人材紹介会社で約19年間、コンサルタント・マネジメント業務に従事した後、事業会社で中途採用・タレントアクイジションを担当。
現在はコーリング株式会社を経営し、人材業界・HR業界のキャリアと採用を支える相談相手として活動している。
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